トヨタから販売されているアクアは、販売され始めた2011年12月以降、長年に渡って人気を維持し続けるハイブリッドカーです
アクアは街乗りに適したイメージがあると思いますが、用品を購入して工夫すると、1人が寝そべって車中泊できるポテンシャルを持っています
私は燃費の良いアクアでドライブ&ソロ車中泊を楽しんでます
今回はアクアで車中泊スペースを確保するに準備するものや注意点を紹介します
アクアのボディサイズ
アクアは様々なグレードがあり、マイナーチェンジにより若干ボディサイズは異なります
販売当初モデルのボディサイズは、全長399.5cm×全幅169.5cm×全高144.5cmで、1人で車中泊するのにぴったりなサイズ感です
車中泊スペース(室内長さ)を165cm確保できるので、165cmの方はゆっくり睡眠を取れるでしょう
また身体を斜めにして寝れば、170cmの方でも十分寝られます
アクアの車中泊スペース
アクアはハイブリットカーなので、ガソリン車と違い駆動用バッテリー(モーター走行時の動力として使用)を搭載しています
このためガソリン車と比べると室内スペース(車中泊)は小さめになります
また駆動用バッテリーは後部座席下にあるので、後部座席のシートを倒してもフルフラットになりません
アクアで快適に車中泊するには「シートの段差解消」が課題だ
アクアで車中泊スペースはどのくらいあるのか?2012年に購入した「アクア 1.5G」を測定しました
長さ:170cm
運転席・助手席を一番前まで移動させると、車中泊スペースの長さを170cmまで確保できます
つま先を伸ばすと身長が165cmまでの方がゆったり寝れます
体を斜めにすると身長が170cmまでの方であれば、寝れるでしょう
また180cmを超えるような高身長な方はアクアで寝そべって寝るのは難しいです
運転席を倒してリクライングして寝るぐらいしかできませんね
高さ:70cm
後部座席の高さは70cmです
窮屈に感じますが寝ることができないわけではありません
またアクアの後部座席は流線型の形になので、場所によっては高さが70cm以下の場所もあります
車中泊するためマットレスや寝袋・布団を敷くので、実際には高さは70cmよりも低くなります
余裕を持ったスペースがあるわけではありませんので、猫背で座るぐらいしかできません
横幅:100cm
横幅は100cmなので、シングルマットレスと同じぐらいのサイズ感です
1人で寝るなら十分な広さですが、着替え・カバンなどを車の中に置くとその分横幅が狭くなります
例えばスキーやスノーボードを車内に入れると、若干窮屈に感じてしまいます
旅行の荷物を少なめにして、2人で車中泊したときは少し窮屈に感じました
段差を解消しよう
アクアの後部座席のシートを倒し、運転席・助手席を一番前まで移動するとかなり段差ができます
車中泊するためにはまず「運転席・助手席と後部座席の隙間」、「ラゲッジスペースの段差」を埋めましょう
運転席・助手席と後部座席の隙間
この段差や隙間を解消させないと快適に寝ることはできません
快適に寝るためにはどうしてもお金をかけてフラットに近づける必要があります
お金を節約しながら簡単にフラットに近づける方法をご紹介します
ラゲッジスペースの段差
運転席・助手席と後部座席の隙間を埋める
まずは運転席・助手席と後部座席の隙間を埋める方法として、ホームセンターで売られているコンテナボックスを使います
アクアは収納スペースが小さいので、コンテナボックスに就寝道具や着替えなどを入れてることで、有効にスペースを使うことができます
アイリスオーヤマ コンテナボックス「BL-21」を4つ準備しましょう
コンテナボックスを2段重ねにして、それぞれを運転席・助手席の後ろに置きます
※通販サイトでは「送料がかかる」場合がほとんどですが、ホームセンターで購入するよりもトータル安いです。DCM・カインズなど数店舗見て回りましたが通販サイトで購入した方がお得ですよ
コンテナボックスを2段重ねて置くと後部座席と少し隙間ができますが、上にマットレスを敷くと、隙間や段差は全く気にならなくなります
その他のコンテナボックスや棚を購入しても、もちろん良いですが、このコンテナボックスは重ねて使用できアクアにほぼピッタリの高さ・幅・奥行になっていますのでおススメ
ラゲッジスペースの段差を埋める
後部座席を倒すと後部座席のシートとラゲッジスペースとの間に段差ができます
コンテナボックスと板を使ってフラットにします
コンテナボックスはアイリスオーヤマのコンテナボックス「BL-13」を2つ準備し、ラゲッジスペースに並べます
足を置く位置なのでしっかりとした板を置くと安定します
木の板は大きすぎると車の内装を傷つけることがありますので、購入するサイズはお気を付けください。
大きさは910mm×300mmの板が2枚あればピッタリです
これより小さくても良いと思いますが、あまり小さいとコンテナボックスの上で安定しませんので注意してください
コンテナボックスを置くのはあくまで木の板を置くためラゲッジスペースを占領することはありませんので、コンテナボックスとコンテナボックスの間は収納スペースとして有効活用しましょう
コンテナボックスで隙間を埋めたので、フルフラットとはいえませんが段差を無くすことができました
これで車中泊の最低限のベースが完成です
後は自宅で使っているマットレスや布団、まくらなどを持ちこむと寝ることができます!!
より車中泊を快適にするためにおススメのアイテム一覧を↓で紹介しますね
より快適な車中泊に必要なアイテム
車を運転すると意外と疲れます
アクアで初めて車中泊したときコンテナボックスを準備してなくて寝袋だけで挑んだけど、段差はあるし寒いし全然寝ることができなかったよ
また車中泊するとホテルにチェックインの必要がないから…と長時間車を運転する場合もあります
快適な睡眠を取って疲れを取るためにも、しっかりと就寝道具を準備しましょう
マットレス
より快適に車中泊をするためにマットレスは敷いた方がいいです
最初に準備したいアイテムです!
シングルサイズのマットレスをすでに使っている方はそれでも代用できます
マットレスはシングルサイズであれば何でも良いです
私は普段使用しているマットレスを敷いて車中泊をしています
マットレスの長さは195cmとアクアの車中泊スペースより長いですが、
頭部側(運転席・助手席側)のマットレス部分を折り曲げて丸め込むと、程よく頭の位置が上がり寝やすくなりますよ
後は掛け布団を準備しておけば、いつでも寝ることができます!!
安くすませたい方は簡易マット
マットレスのようにデカくて重たいものは嫌だ!安く購入したい!という方は簡易マットがおススメ
登山のテント泊で使用できる簡易マットは、車中泊でも強い味方です
厚みは1.5cmしかないので、マットレスと比較すると長時間快適に睡眠できるものではありませんが、軽くて設置も簡単なのでメリットもあります
写真は極力荷物を少なくするためにマットの上に寝袋を敷いたところになります
荷物を少なくしたい方におススメですよ
まぶしさ防止のサンシェード
車中泊にはプライバシー保護から「吸盤タイプ+車種に合わせた専用品」のプライバシーサンシェードがおススメ
「隙間がなく外から見えない」「取り付け簡単」「エアコンの効率的に使える」「快適に寝れる」などメリットだらけ
特に寝ている時は無防備ですので、周りから見られてると思うと寝られない場合もあります
以前は100均のアルミシートを貼っていましたが、光が漏れこんだり、取り付けに時間がかかったりとイライラしてました
プライバシーサンシェードがあると短時間でつけることができるので圧倒的に楽で、しかも光が差し込んでこないので快適に寝れます!
↓記事を書いていますので、気になる方はぜひご覧ください↓
車中泊で疲れ知らず!趣味職人「プライバシーサンシェード」で爆睡できる!
車中泊での注意点は
実は車中泊スペースが小さいと寝るとき以外にも困ることが出てきます
車中泊してみたけど、こんなはずじゃなかったと思うことがないように、実際に車中泊をして気づいたことを書きますのでぜひ参考にしてください
準備に時間がかかる
運転席・助手席を倒して、コンテナボックスを設置、マットレスや布団を敷いたりと色々準備が必要になります
車中泊の目的地についてから車中泊準備を始めて、終了するまで最低でも1時間はかかると思っておきましょう
慣れると30分程度で終わりますが、荷物を少なくしたり効率的な準備ができるまでは大変です。
雨が降っていると大変
ミニバンなどと違いすぐ寝れるようにマットレスを敷きっぱなしというわけにはいきません
車を運転するときには必ず片付ける必要があります
寝る準備や移動する準備をするときは車外にでてドアを開けて、車中泊の準備をする必要があります
雨が降っていると必ず濡れます。
寝る直前に車中泊の準備をすることが大半です
寝る前に雨に打たれると体調を崩したり風邪を引いてしまったり、寝具が濡れる恐れがありますので、雨は車中泊の敵です
屋根があるといいですが車中泊するところには大体屋根はないので、雨が降っている時は濡れることを覚悟しておきましょう
念のため傘などの雨具は準備しておいた方がよいでしょう
車中泊場所を事前に探す
車中泊可能な道の駅がありますので、事前にネットなどで探しておく必要があります
路上駐車やコインパーキングでの車中泊は法令違反だったり、利用規約に違反する場合がありますので行わないようにした方がよいです
また道の駅でも火気使用厳禁や長期間のアイドリングを禁止しているところがあります
利用者が24時間使えるようにしてくれていますので、皆が気持ちよく使えるようにマナーは守って利用しましょう
まとめ
アクアで車中泊するための方法を紹介しました
きちんと準備さえすれば意外と快適に寝れますので。興味がある人はチャレンジしてみてくださいね
コンテナボックスは準備する必要がありますが、就寝道具は皆さんが今使っているもので大丈夫ですよ
できるだけお金をかけず車中泊を楽しんでみてくださいね!
長文を見ていただいてありがとうございました
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