簿記の勉強や、簿記検定の受験には電卓は「必須アイテム」です。
簿記検定には電卓の使用が認められており、数字をたくさん扱う簿記検定に電卓がないと、合格を狙うのは大変厳しくなります。
「安くて使いやすい電卓を知りたい!」「簿記検定では使えない電卓がある?」という疑問を持ち、電卓の選び方でお悩みの方はいませんか?
電卓は多くの種類があり、価格の差があるので選ぶのも苦労しますよね。
100円均一でも電卓は売られていますが、安いものがいいとは限らず、サイズや機能に大きな差があります。
たった数千円を出すだけで検定合格に近づくのであれば、安い買い物だと思います。
この記事ではおススメの簿記検定にも対応している電卓についてご紹介します。
使いやすくて、価格も安いと口コミのある製品ばかりです。
あくまで電卓は道具になりますが、愛用の電卓を持つことでやる気が出ますので、ご自身の予算に合った使いやすい電卓を選んで、簿記検定の合格を目指しましょう!
簿記検定で使える電卓・使えない電卓
まず選ぶポイントとして簿記検定に使える電卓を選びましょう!
簿記検定では使用できる電卓と使用できない電卓に分かれます。
簡単に言うと使用できる電卓は「普通の電卓」になります。
電卓は計算機能(四則演算)のみのものに限り、例えば以下の機能があるものは持ち込みできません。
ただし日数計算、時間計算、換算、税計算、検算(音の出ないものに限る)機能は、プログラム機能に該当しないものとして、簿記検定での使用は認められています。
一般的な電卓であれば簿記検定では使用できますが、いろいろな機能が使える関数電卓・文字表示が出来るもの・記憶機能があるもの・音の出るものなどはあるものも持ち込みできません。
今回は簿記検定に使える電卓を紹介していきます。
もしすでに電卓をお持ちの方は持ち込み禁止の電卓にあたらないかご確認くださいね!
電卓の選び方 … サイズ、キーの押しやすさ
電卓の選びのポイントはサイズやキーの押しやすさです。
使いやすいサイズや手になじむか確認して、選ぶといいでしょう。
大型書店や家電量販店で電卓を取り扱っていますので、実際に見て確認した方が納得できると思います。
また時間がなく通販などで購入される場合もサイズやキーの押しやすさは気にした方がよいでしょう!
電卓のサイズ
電卓のサイズは様々ありますのでご自身の手のサイズに合った電卓を使いましょう。
一般的なサイズは、幅10〜15cm・奥行15〜20cm程度です。
早く正確に電卓を打つためにも、サイズは非常に重要です。
100円均一の小さすぎる電卓は押し間違いの原因になりますので、手のひらのサイズの電卓を使いましょう。
検定試験で押し間違いをしてしまうともちろん回答が合わないですし、実際の業務に使うのであれば押し間違いは仕事上のミスに繋がりますので、使いやすいサイズには気を付けたいですね!
電卓のキーの押しやすさ
サイズの重要ですがキーは押しやすさも重要です。キーの大きさ、キーとキーの間隔、キーのくぼみで判断しましょう。
キーが小さい電卓や、キーとキーの間隔が狭い電卓は押し間違いが起こる可能性が高いです。
キーの大きさはキーが指で隠しきれない程度がいいと一般的には言われています。
また押しやすいように数字のキーにくぼみがあり、キーがフラットでないため押し間違いが起こりにくいような電卓もあります。
電卓の選び方 … 機能
サイズやキーの押しやすさも大事ですが、もちろん機能が充実していることも重要になってきます。
最低限の機能でも大丈夫
簿記検定を受ける場合、電卓のキーには、
●数字、四則演算、ACまたはCA(全消去)、C(クリア)
●メモリー(M+、M-、MR[RM]、MC[CM]):数字を一時的に記憶させる機能
●GT(グランドトータル):計算結果を合計する機能
●→(1桁消去)
↑があれば問題ありません。
また簿記3級程度であればメモリー機能を使う頻度はほぼありません。
とはいってもほぼ全ての電卓にメモリー機能はついていますし、簿記2級などへレベルアップを目指している方は機能が付いているものを選ぶと良いでしょう。
数字の桁数は、12桁以上表示されるものがおススメです。
10桁でも大体の問題で対応可能ですが、桁数が多い金額が出る場合もありえるため、12桁以上表示される電卓の方が安心です。
最低でも10桁(十億単位)、可能であれば12桁(千億単位)を表示できる電卓を選びましょう。
なお、キーロールオーバー機能(早打ち機能)、税計算キー、日数計算はなくても問題ありませんが、あれば計算のスピードが上がりますので、よりよい電卓を求めている方は検討しても良いかもしれません。
あればいいキーロールオーバー機能
キーロールオーバー機能とは、複数のキーを押した場合でも、それぞれのキーが押された順序で認識してくれる機能のことです。
早打ちには欠かせない重要な機能です。
キーロールオーバーがあるとスピートアップに繋がります。
キーを1回押すたびに手を離して、別のキーを押すのでは時間がかかるし、手を離すのが遅れて押したつもりになる…押し間違えての可能性も出できます。
電卓の打ち方に慣れてきたらスピートが上がりますが、キーロールオーバー機能がないと入力に手間を取ってしまいます。
簿記検定3級と2級は試験時間が2021年6月より短縮となったため、時間制限のある資格検定では重要度の高い機能と言えるでしょう。
電卓のメーカー
電卓メーカーはシャープ製とカシオ製の大手2社に分かれます。
キヤノン製も一部ありますが…
機能性・耐久性を考えるとシャープ製、カシオ製の電卓であれば問題ないと思います。
無名のメーカーや安価な電卓は、機能が不十分なものや壊れやすいものがありますので、注意してください。
メーカーによってキー配置が異なる
実は電卓はメーカーによって若干キー配置が違います。
簿記の勉強を始める方の多くは電卓を触ったことがない方が多いのでは?
使っていくと電卓に慣れていくので、ご自身が使いやすいと思う電卓を選んでよいと思います。
大手メーカーの電卓は実績がありますので、特に使いづらいということは思います。
ただしキー配置に慣れると違うメーカーの電卓に慣れるまで大変です。
すでに慣れた電卓がある場合には、同じメーカーの電卓か、キー配置が同じ電卓を選びましょう。
電卓は2,000円以上~
大型書店や家電量販店などで2,000円程度~販売されているアイテムでいいでしょう。
価格差はありますが、シャープ製、カシオ製の電卓であれば似たりよったりの機能なので、予算に合うものを選んでください。
時間がない方は通販で購入してもOKです。
通販でも見た目は分かるのですが、サイズが分かりづらかったり、他の電卓をサイズ感を比較できないのが残念です。
やはり実物を見てご自身の手のサイズに合うものを選ぶのがおススメです。
この記事では人気の電卓で一般的な手のサイズの方には合うアイテムを紹介します。
手のサイズが小さい方や大きい方はやはり見て買ってくださいね!
おススメの電卓は7つ
それでは簿記検定に向いている電卓を紹介します。
どれも仕事上使用したことがある商品ですので、自信をもってご紹介できます。
どの電卓も機能や耐久性には問題なく、価格も2,000円程度からと皆さんが買い求めやすい電卓を揃えました。
- おススメの電卓:シャープ製、カシオ製、キャノン製の電卓で簿記検定に使用できるもの
- 表示桁数:12桁(千億単位)
メーカーによりキー配置が違います、画僧も載せていますので是非ご覧ください!
カシオ デスクタイプ DS-12WT-N
- 外形寸法 :幅135×奥行188×高さ34.8mm
- 質量:285g
- 表示部に傾斜角が付いた見やすいディスプレイ / 演算状態表示 / +大型キー / 00 キー / 税計算キー(税率設定機能つき) / 時間計算 / 早打ち対応(キーロールオーバーつき) / サイレントタッチキー
カシオ スクール電卓 AZ-26S
- 外形寸法 :幅107 x 奥行174.5 x 高さ24.2 mm
- 質量:230g
- 演算状態表示 / +大型キー / 00 キー / 早打ち対応(キーロールオーバーつき) / サイレントタッチキー / 【商業高校、専門学校などスクール対応品】
- 私が愛用している電卓です。業務や簿記2級でも問題なく使えます。
カシオ デスクタイプ DF-120GT-N
- 外形寸法 :幅122×奥行178×高さ33mm
- 質量:285g
- 表示部に傾斜角が付いた見やすいディスプレイ / 演算状態表示 / +大型キー / 00 キー / 税計算キー(税率設定機能つき) / 時間計算 / 早打ち対応(キーロールオーバーつき)
カシオ ジャストタイプ JS-20WK-MBK-N
- 外形寸法 :幅107 x 奥行174.5 x 高さ24.2 mm
- 質量:210g
- 表示部に傾斜角が付いた見やすいディスプレイ / 数字が消えない2色成型樹脂構造 / 演算状態表示 / +大型キー / 00 キー / 税計算キー(税率設定機能つき)/ 検算機能 / 桁下げ / 四捨五入・切捨て / 早打ち対応(キーロールオーバーつき) / サイレントタッチキー
シャープ ナイスサイズタイプ 12桁 EL-N432-X
- 外形寸法:幅110×奥行170mm×高さ12.5mm
- 質量:電池含む147g
- 見やすい表示角度が選べるチルトディスプレイ:蛍光灯の下でも光の反射がないように調整できる / 演算状態表示 / + 大型キー / 00 キー / 税計算キー / 置数訂正キー(右シフトキー) / 早打ち対応(2キーロールオーバーつき)
シャープ セミデスクトップタイプ 12桁 EL-S752KX
- 外形寸法 : 幅140×奥行197×高さ26.5mm
- 質量 : 約238g
- 見やすい表示角度が選べるチルトディスプレイ:蛍光灯の下でも光の反射がないように調整できる / 演算状態表示 / +大型キー / 00 キー / 税計算キー / アンサーチェック機能 / マルチ換算キー / 置数訂正キー(右シフトキー) / 四捨五入 / 切り捨て / 早打ち対応(2キーロールオーバーつき) / サイレントキー
キャノン 商売計算対応実務電卓 HS-1250WUC
- 外形寸法 :幅130 x 奥行175 x 高さ20 mm
- 質量:210g
- 演算状態表示 / +大型キー / 00 キー / 税計算キー(2つ登録) / 千万単位キー
まとめ
簿記検定で使えるおススメの電卓を紹介を紹介しました。
電卓はデザインやキーの押しやすさ、機能で選びましょう。
おススメの電卓についてまとめると
2,000円程度から電卓が買えますので、ご自身の使いやすい電卓を選びましょう。
大手メーカーの電卓は使いやすさや壊れにくさからおススメです。
簿記の勉強を行う上で電卓は外せない「必須アイテム」ですので、勉強するときは必ず手元に置いて、使って慣れるようにしましょう。
電卓は簿記の勉強や検定だけでなく仕事でも使われる方が多いと思いますので、愛用の電卓を手に入れましょう。
長文見ていただいてありがとうございました。
『簿記3級』を目指す方のために難易度や勉強時間、おススメの勉強教材についてまとめました。簿記をこれから学びたいと思っている方はぜひご覧ください。
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