スポーツや登山では汗をかいてしまいます。
汗を程よくかくのは体温調節のため必要ですが、激しいスポーツや真夏の登山では汗を大量にかいてしまうことも…
真夏だけでなく冬に汗をかくと、すぐに汗が冷えて体温を下げようとしてしまいます。
汗を大量にかくと身体が冷えすぎてしまい(汗冷え)、「体力の消耗」や「実力が発揮できない」「体調を崩す」など悪影響が出てきてしまいます。
このため汗冷えから身体を守らなければいけません。
汗冷えから身体を守るには「ドライレイヤー」(ドライインナー)がおススメです。
今回は「ドライレイヤー」(ドライインナー)の特徴やモンベル・ファイントラック・ミレーの3社のアイテムについて使ってみた感想を書きます!
ドライレイヤーとは?
スポーツや登山で大量にかく汗には、いくら体温調整機能があるといっても不快ですよね。
逆に大量の汗をかいて快適という人に会ったことがないです。
- グラウンドに長時間いるサッカー
- 長距離走・ランニング後のクールダウン
- 真夏や激しい傾斜のある山登り
↑のようなタイミングでは着替えることが難しく、汗冷えをなにかしら防止しなくてはいけません。
そこで役に立つのが、ドライレイヤーです。
ドライレイヤーとは肌の上に直接身に着けるシャツのことです。
汗の発散効果が抜群で、汗が肌から離れていき汗冷え防止に役立ち、肌のドライ感を保ったまま活動ができます!
汗っかきな方や激しいスポーツをされる方に向いています。
また今回はスポーツや登山する方に向けて『メッシュ生地のドライレイヤー』についてご紹介します。
メーカーにより呼び方が違ってきますが、「ドライレイヤー」(ドライインナー)などを呼ばれたりします。
ファイントラック公式ホームページではドライレイヤーの上に水滴を乗せて通過しない画像が載せられています。
汗をかいたら肌からドライレイヤーを通り、逆に肌側へ戻ることを防いでますよ!
ドライレイヤーのメリット
ドライレイヤー(ドライインナー)は通気性や速乾性に優れた生地を使っており、汗をかいても肌からすぐ離ます。
速乾性を売りにしているスポーツウェアとはレベルが違います。
一般的なスポーツウェアは通気性がよくても汗がウェアから肌に戻ってきて、汗冷えに繋がってしまいます。
何が違うのかというとまずはドライレイヤーはなんといっても見た目で分かる『すけすけ』な感じ…着てみるとそのすごさに驚きますよ!
ドライレイヤーを着て登山をするとその効果に驚きました。
いつもは汗でベトベトになって不快感MAXの状態でしたが、これを着ると本当に肌にドライ感がありつつも、軽く動きの妨げにならないので、すごいですよ!
汗冷えが期待できますし、今ではスポーツや登山に欠かせません。
オールシーズン使っていけるアイテムですね!
ドライレイヤーのデメリット
ドライレイヤーのデメリットは、すけすけなので1枚で使えません!
ドライレイヤーは肌が透けて見えてしまいます。街中では到底着れるものではありません。
でもこれでいいのです。なぜかというとそもそもドライレイヤーは重ね着することが基本だからです。
ドライレイヤーは重ね着が基本
ドライレイヤーは肌から汗を遠ざけドライ感を保つウェアです。
機能は「撥水」に特化しており、撥水した汗はドライレイヤーの表面に出てきます。
さらに上手に汗処理するためには「撥水」した汗を別のウェアで「吸汗」「拡散」する必要があります。
なので「ドライレイヤー」→「ベースレイヤー(スポーツウェアなど)」と重ね着するのが基本です!
ファイントラックの公式ホームページより図を引用しますが、「ドライレイヤー」がL1、「ベースレイヤー」がL2になります。
ちなみにファイントラックは重ね着(レイヤリング)で快適にスポーツや登山を楽しむために特化したアイテムを製造しています!
ドライレイヤーはこのメーカーから選ぶ!
今回は激しいスポーツや登山する方に向けて『メッシュ生地のドライレイヤー』についてご紹介します。
どのアイテムも速乾性を売りにしているなんちゃってドライレイヤーではなく、高性能なメッシュ生地のドライレイヤーです。
『モンベル』『ファイントラック』『ミレー』から選べば間違いないでしょう。
3つのメーカーとも使ったことがあるので安心してみてください。
ファイントラック クール
私が最初に使いだしたのがファイントラックのクール(旧商品名:スキンメッシュ)なので思い入れがあるのですが、汗を大量にかいても肌への汗戻りを防いでくれるので、とても感動しました。
ファイントラックは国産メーカーですので安心して使えます。
しかし化学繊維なので天然繊維とは違い、若干チクチクすることもあります。
着ていると慣れてきますし、汗をかきだすと気にならなくなります。
【速乾性性能順】 「クール」 > 「ベーシック」 > 「ウォーム」
三種類あり汗っかきの方は「クール」がおススメです!
オールシーズンに使いたい方は「ベーシック」
寒い冬場やウォータースポーツには「ウォーム」が向いています。
トップスを中心にVネックやノースリーブ、ボトムスなど展開しています。
また男性用・女性用・子供用もありサイズの種類も多いですよ!
モンベル ジオライン クールメッシュ
高機能素材ジオラインをメッシュ地に編み上げ、抜群の通気性と速乾性を実現したアンダーウエアです。
暑い季節も熱がこもらず、肌との接触面積が少ないためべたつきもありません。
ただし今回試してみた3つのメーカーの中では1番リーズナブルですが、機能も若干劣るように感じました。
とりあえず「高性能なメッシュ生地のドライレイヤー」を使ってみたいという方に向いています。
チクチク感もそこまでありませんので、敏感肌の方におススメのドライレイヤーになっています。
→『モンベル公式サイト』はこちらからどうぞ
ミレー ドライナミック メッシュ
一時期にとても流行ったのが『ミレー ドライナミック』シリーズ
パッと見で分かるような「網」のようなシャツでかなりすけすけです。
ドライレイヤーとして機能は抜群です!分厚さがあるメッシュ生地で、汗を素早く吸収して、重ね着しているベースレイヤーに放散します。
さらにベースレイヤーの分厚さによって汗を吸ったが、肌へ触れにくくなります。
見た目から考えられませんが「汗冷えを防ぐ」といった本来の機能に特化したアイテムとなっています。
また全身身につけれるようにシリーズ化しています。
フランスのメーカーになるのでEUROサイズ表記です。「Sサイズ=日本Mサイズ目安」ということに注意しましょう!
肌サイズはきつくない程度に身体にフィットしているものを選ばなくては、肌から汗が離れません。サイズ選びには気を付けてくださいね。
まとめ
実際に着てみると重ね着をしているベースレイヤーは汗が染みているのに『肌はドライ!汗冷えもない!』と感動します。
3枚試しましたがドライ感を感じることができ、着衣時のチクチク感はスポーツや登山をする中で気にならなくなります。
登山中で山頂で休憩しているとどうしても汗冷えしやすくなります。
気温が低くても、風が強くでヒヤッとしなかったのは「ミレー ドライナミック メッシュ」でした。
今では「ミレー」をメインに、縦走する場合には「ファイントラック」、「モンベル」をサブとして使っています。
同じベースレイヤーですが機能や価格に違いがありますので、ぜひ興味がある方は試してみてくださいね。
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